子犬を迎えたら教えなくてはいけないことが多く、具体的にいつから始めればいいのか、何から教えれば良いのか悩むポイントはたくさんありますよね。
今回はしつけのタイミングや順番と合わせて、しつけをする上での注意したいことも紹介していきます。
子犬のしつけ時期
社会化期
子犬のしつけは生後3 週齢〜12週齢頃から始めるのが理想とされており、その期間を社会化期と呼びます。
この時期は好奇心旺盛で、さまざまなことを柔軟に吸収できる期間です。
人間の生活に慣れさせるため、子供・掃除機・車などたくさんの経験をさせてあげることで人間社会での社会性を養います。
●いろんな人に慣れさせる
飼い主さん以外の人とも触れ合う機会を積極的に作りましょう。
眼鏡をかけている人やマスクをつけている人など多くの人と触れ合い、触れ合い直後にご褒美を与えるのが慣れさせるポイントです。
●生活音やモノに慣れさせる
ドライヤー、掃除機、洗濯機などの生活音に慣れさせることが大切です。
多くの犬が反応するインターホンなども鳴る状況を作り出すようにしましょう。
音に反応して、遊びや食べることが中断してしまう子犬は敏感なタイプなので怖がらせないようにまずは小さい音から挑戦してみてください。
●外の音に慣れさせる
車や自転車に初めは怯えてしまうかもしれませんが、社会化期に慣れることができれば、過剰反応を予防できるでしょう。
初めは、抱っこするかスリングの中に入れて近所を歩く程度から始めるのがおすすめです。
※ワクチン終了前の散歩はNGなので外の世界に触れさせる程度にしておきましょう。
基本のしつけ
飼い主さんも愛犬も快適に生活する上で愛犬に教えたいしつけです。
①名前を覚えてもらう
②どこを触られても嫌がらないようにする(ボディコントロール)
③トイレトレーニング
④オービディエンストレーニング(待て、おいで、おすわり、ふせ)
⑤噛み癖、吠え癖
⑥お散歩
⑦遊び
⑧クレートトレーニング
順番とタイミング
①名前を覚えてもらう
愛犬を迎えてすぐやることは信頼関係の構築です。
自分の名前と飼い主、飼い主の家族の名前を覚えてもらうところからスタートしましょう。
名前を覚えてもらうことでコミュニケーションが取りやすくなります。
名前を覚える=名前に反応するということなので、反応すると呼んだ人に集中します。
②ボディコントロール
愛犬が環境に慣れたら、どこを触られても嫌がらないようにしましょう。
日常生活で、耳の手入れや歯磨きなどで触れなければいけない時があります。
全身どこを触っても「嫌がらない」「ストレスがかからない」ように全身に触れて、今のうちに慣れさせておきましょう。
子犬のうちから慣れておくと、日々の健康管理やトリミングもしやすくなります。
③トイレトレーニング
名前をしっかり認識できるようになったら、トイレトレーニングをしましょう。
トイレは早い段階で教えておく必要がありますが、生後2・3ヶ月未満の子犬であればおすわりやふせと同じタイミングで進めましょう。
子供の頃から、失敗をさせず成功体験をさせてあげることが成功の近道です。
④オービディエンストレーニング(待て、おいで、おすわり、ふせ)
お散歩デビューをする前に、お出かけした時や、リードを落としてしまったときに危険回避のために「待て」「おいで」のコマンドを教えておくと良いでしょう。
「おすわり」「ふせ」も興奮を抑えるためのコマンドなので一緒に教えましょう。
⑤噛み癖、吠え癖
遊んでいると、じゃれて甘噛みをしてきますが可愛いと思いそのままにしていくと成犬になった時に様々な問題行動につながることがあります。
なので強く噛んだら「痛い」と声を出し子犬のうちにやめさせるようにしましょう。
⑥お散歩
お散歩デビューはワクチン接種を終えた2〜3週間から100日後が最適です。
生後4ヶ月を過ぎてからのお散歩デビューは「恐怖期」と呼ばれ、社会化が難しくなってくるので、生後3ヶ月のうちにデビューしておくのが良いとされています。
⑦遊び
子犬の乳歯が抜け、永久歯に変わるまでの5ヶ月の間に、噛んで遊べるオモチャがどれなのかを教えることはとても重要です。
遊びとしつけは一見、別物のように感じますが、日頃から十分に遊んであげることで問題行動が出にくくなります。誤った遊び方をすると、物に対する執着を高めてしまい誤ったものを口にしてしまい、回収できなかったりといたずらが増えてしまうこともあります。
⑧クレートトレーニング
クレートトレーニングは災害時など「もしも」の時に必要なトレーニングです。
なので、クレートは愛犬を迎える前に用意しておくのが理想ですね。
普段の生活でも、クレートトレーニングを上手に行えば、望ましくない行動を減らすことができ、短時間のお留守番も安心して過ごせるようになります。
まとめ
今回の記事では犬の基本的なしつけの順番とタイミングをご紹介しました。
愛犬のことをゆっくり理解し、信頼関係を深めていくことが必要です。
飼い主も愛犬も楽しくしつけを行い、根気強く取り組める工夫も必要ですね。
毎日少しずつ気長に取り組むようにしましょう♪
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