柴犬は日本古来の小型の土着犬で、ピンと尖った三角の耳、くるりと巻いたシッポが愛らしく、海外でも大人気となっています。飼い主には従順ですが、微妙な距離感も持ち合わせたツンデレ具合もたまりません!
最新のアニコム損害保険株式会社が行った「人気犬種ランキング2022」では安定の4位。中型犬の中では第1位です。
今回は、人気の高い柴犬についてご紹介します。
柴犬のサイズや性格
ジャパンケネルクラブ(JKC)が定めるカテゴリは「5G:原始的な犬・スピッツ」に属し、家庭犬とされています。JKCでは「柴犬」ではなく、元来「小さなもの」「小さな犬」を意味する「柴」と登録されています。1936年に国の天然記念物に指定されている犬種です。
柴犬のサイズ
JKCでは、柴犬の理想体高は、オスが39.5cm、メスが36.5cmとしています。それぞれ上下1.5cmまで許容としているので、オスは38〜41cm、メスは35〜38cmが理想体高です。
標準体重は、オスが9〜11kg位、メスが7〜9kg位です。
外観は、小型で均整がとれた体つきで、骨格もしっかりとしています。もともとは、小動物や鳥の狩猟犬として使われていたので、筋肉もよく発達しています。散歩途中などで小さな鳥や猫と遭遇した時に軽快な動きを見せてくれることも!
「豆柴」と呼ばれる標準より小さいサイズも人気ですが、JKCや日本犬保存会では犬種としては登録されていません。
柴犬の性格
柴犬は、飼い主や家族にはとても忠実です。きちんとしつけをすることで賢さを発揮します。感覚も鋭く、警戒心も持ち合わせています。見知らぬ人や犬には距離を持って接します。飼い主に対しても必要以上に甘えてくることが多くないため、時折見せる愛らしい仕草とのギャップも魅力です。
また、とても頑固な一面もあり、散歩途中で歩きたくないと一歩も動かなくなった柴犬と、リードをひっぱりあっている飼い主さんを見かけることもありますね!
柴犬の色の種類
柴犬の毛色は、主に、赤、黒、胡麻があり、白も見られます。全身が同じ毛色ではなく、顎のあたりから、胸、お腹や四肢の内側が白毛となっています。柴犬は、どの毛色でも、この「裏白」と呼ばれる白毛があることが特徴です。
赤
柴犬の中でもっともポピュラーな毛色です。茶の毛色のことを赤毛といっています。柴犬の80%位はこの赤毛です。子犬の頃は、口の周りに黒毛が多いこともありますが、成長すると口の周りも赤毛になります。
黒
黒毛は目の上に白っぽい四つ目と呼ばれる斑点があるのが特徴です。黒毛と裏白のコントラストもよく、四つ目の眉毛模様も可愛らしく人気がある毛色です。
胡麻
赤毛と黒毛が混ざり合った毛色が胡麻色です。赤毛が強いと赤胡麻、黒毛が強いと黒胡麻と呼びます。
白
白色はレアカラーとされています。JKCでは白色を公認していないのでブリーダーも少なく、数が少ないですが、白い毛並みがとても愛らしい印象を受けますね。
柴犬の毛のお手入れ
柴犬の毛は二層になっていて、表面の固い上毛と柔らかい下毛のダブルコートのため、抜け毛の多い犬種です。年2回の換毛期はたくさんの抜け毛がでます。特に冬毛から夏毛に生え替わる春の時期は丁寧にブラッシングをしてあげましょう。
今回は柴犬の性格や毛色についてご紹介しました。忠実だけど頑固な一面やツンデレな仕草も魅力あふれる犬種ですね。良い関係性を持って柴犬と楽しい生活を送ってください♪
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