室内で毛布やクッションをホリホリしている姿をよく見かけますよね。
なぜ穴を掘るような行動をするのか、やめさせた方がいいのか、理由と対策についてご紹介します。
ホリホリをする理由
●巣穴づくり
オオカミが犬の祖先と言われており、穴掘り、巣穴をつくって生活をしていました。
また、イヌ科は巣穴を掘って住む習性があります。
安全で快適なスペースを作るために穴をほると考えられます。クレートは巣穴に似ており、本能的に好む場所なので安心できる空間と言えます。
寝る前にベッドやソファを掘るのは、巣穴づくりをし寝床を整えているのでしょう。
●マーキング
肉球には汗腺があり肉球で触れるところにニオイをつけマーキングできます。
排泄後、後ろ足を使って掘ろうとしている動作は、排泄物を隠そうとしているのではなくマーキングしている可能性があります。
マーキングはオス犬に見られる行動で、イヌ本来の習性で掘ってしまいます。
●遊び
犬が楽しそうに穴を掘っている場合は、土の中から生き物や食べ物の匂いがすると本能的 にスイッチが入り「穴を掘る」という遊びが習慣になっているかもしれません。
テリアやダックスなど狩猟犬として活躍していた犬は穴掘りを好む傾向にあります。
同居犬がいる家では他の犬を真似して穴を掘り始めることもあるそうです。
また、飼い主さんに構ってほしくてしている場合もあります。
することがなく暇だから、飼い主さんの気を引くためにしていている可能性もありとても愛らしいですね♪
●ストレス
寝る前に寝床を整えるレベルではなく、ソファが破れるほど掘る場合はストレスを感じている可能性があります。
遊びや散歩が充分に満足していなかったり、お留守番が多かったりするとストレスの原因になります。
穴掘り行動はストレスや不安を感じた時に出すカーミングシグナルの一種とも言われてい ます。
●常同障害
ストレスを解消するために病的なまでに同じ行動を何度も繰り返すようになります。
ストレスを解消できずにいると問題行動が常同障害へ悪化してしまいます。
原因となっているストレスや不安を取り除けば改善できるので、獣医師に相談しましょう。
まとめ
穴を掘る理由は様々なのでやめさせたい場合は理由を探り、原因に合わせた対策を行いましょう。
またストレスの場合もあるので、環境と愛犬との生活をもう一度見直しましょう。
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