暑い夏にも欠かさず行く散歩ですが、肉球ケアはできていますか?
熱中症や火傷を防ぐための対策で快適な散歩になる方法をご紹介します。
夏の散歩は危険!
暑い夏の散歩は飼い主さんにとってもつらいですが、犬にも肉球を火傷してしまう恐れもあり危険が潜んでいます。
どんなことに気をつけるべき?
●アスファルト
真夏のアスファルトの路面温度は60℃以上になることもあります。
アスファルトの放射熱はすごいですが人間は地面から近いのは足の部分だけなのであまり熱気を直接は感じないかもしれません。
しかし犬は、顔が地面に近く直接アスファルトの熱気を受けてしまいます。
朝早くても、日が落ちていてもアスファルトはしばらく熱を溜め込む性質があるので油断をしてはいけません。
●熱中症
熱中症は人間だけではなく犬もなります。
人間は全身の汗腺から汗を出して体温調節を行いますが、犬は肉球にしか汗腺がありません。
そのため口を開けて舌を出し 「ハァハァ」と速い呼吸をして体に溜まった熱を逃す、パンティングという行動を行います。
しかし、気温が高いとパンティングをしても周囲の熱い熱を取り込むことになってしまい、体内の熱をうまく下げることができずに熱中症になってしまいます。
●肉球の火傷
温度が60℃以上のアスファルトやコンクリートの地面の上を直で歩くと火傷を引き起こす危険があります。
特に熱を集めやすい、黒い毛の犬や地面に体が近い小型犬、体温調節が苦手な短頭種には要注意してください。
肉球だけではなく、お腹や顎に火傷をして、毛が抜けることもあるようです。
●痛みのサイン
・歩くことを嫌がる
・肉球が赤、黒くなっている
・肉球が腫れや水疱
・過剰に足舐め、足かじり
・肉球がカサカサ/ひび割れ
このような症状が見られる場合は、必要に応じて獣医さんに診てもらいましょう。
お散歩対策とは
時間帯
一番おすすめは早朝の5:00〜6:00頃です。
早朝であれば夜の間に地面の熱も解消されます。
夕方はまだ地面が熱を持っているので飼い主さんがこの暑さなら平気と感じても地面を素手で触り、熱が下がっていることを確認してください。
どの時間帯も飼い主さんが地面が熱くないか確認してあげると安心ですね。
早朝が難しい場合は完全に地面の熱が下がった夜に散歩へいきましょう。
日差しの関係で長時間の散歩ができない場合は、早朝と夜の2回に分けて行うのもおすすめ
です。
夜に散歩する場合は周りが危ないところは避けましょう。
グッズ
・犬用の靴、ブーツ、ソックス
・肉球ローション、保湿クリーム
・冷感素材の洋服やネッククーラー、バンダナ
・ハンディシャワー
・虫除け対策のスプレーやリング
散歩後のチェック
・肉球をきれいに洗浄・除菌
・肉球に腫れや水ぶくれはないか
・赤くなっていないか
・足の裏を気にしてはいないか
チェック後のお手入れも行うようにしてください。
まとめ
暑い日の散歩も工夫をして、愛犬が健康的に過ごせるようにしてあげましょう。
肉球は足を守るクッションや体温調節など様々な役割を持っている一方で刺激を受けやすく、トラブルが起こりやすい場所にもなります。
火傷などの危険を避け、清潔を保ち保湿するなど肉球をしっかり守り愛犬とのお散歩ライフを楽しんでください♪
0コメント