子犬のしつけの基本〜コマンド〜

愛犬と快適に暮らすために、しつけは欠かせないものです。

今回はコマンドの教え方について紹介していきます。

愛犬から危険をも守るために、他人に迷惑をかけないために必要なので、愛犬との信頼関係を深めながらおこなってみてください♪

子犬のしつけ〜順番とタイミングについてはこちらで紹介しています。


コマンドの教え方

名前

愛犬に名前を覚えてもらうために一番大切なことは、おやつなどのご褒美を利用していいことがある時だけにすることが大切です。

名前に反応したり、そばに来てくれたらおやつをあげて褒めましょう。

怒るときに名前を呼ぶのは名前を覚えさせる段階ではやってはいけません。

また、犬は人間の言葉を意味ではなく音で認識するので名前の呼び方も統一するといいでしょう。

①おやつを使って愛犬の注意を引き名前を呼びます。

アイコンタクトはまだ必要ありません。

名前を呼んだら1秒以内におやつをあげましょう。

これを繰り返すことで名前とご褒美が結びついてきます。

 

②名前とおやつの関係性を覚えたら、自分の手を愛犬の顔から少しずらした状態で名前を読んでみましょう。

目線をおやつから飼い主へ向け目が合えば高い声で名前を呼び褒めておやつを与えます。

これらを繰り返すことで、名前を呼ばれる→アイコンタクト→ご褒美がもらえる、と覚えさせていきます。

☆名前→ご褒美の順番で教える


ボディコントロール

全身をマッサージしたり、抱っこを毎日繰り返すことで、毎日の健康チェックができるようになります。

背中や頭を普段から撫で、触れられることにまずはされさせておきましょう。

犬の弱点部分は、足先、マズル、耳、尻尾で、主に先端部分です。

急に触ると噛み付くことがあるので、気をつけましょう。

①耳

頭を撫でてそのまま耳も一緒に撫でて行きます。

耳を根本から握るようにつかみましょう。つかんでも嫌がらなくなったらもみます。そして耳をひっくり返して中を見てみましょう。

②足先

足をつかまれるのを嫌がります。

まずは前足、慣れたら後ろ足で行いましょう。

何度も繰り返し、足を持ち上げたり触れるようにしていき、パッド裏もにぎれるようにしましょう。

③マズル

マズル(鼻先)を上から掴んでしまうと母犬が子犬をしつけている動作に似ているので、下からマズルを包み混むように掴みましょう。

慣れてきたら、上からも包み込むようにし、両手で掴みます。

上下左右にコントロールできるようにしましょう。

抵抗がなくなってきたら、唇をめくったり、歯茎に触れてみましょう。

褒めてあげるかおやつを与えながら無理せず行うことが大切です。


トイレトレーニング

トイレトレーニングをスムーズに行うために用意しておきたい必要な道具を紹介いたします。

・ケージまたはサークル・トイレシーツ

〈あると便利〉

・トイレトレー・おやつ

・トイレマット連結パーツ・エコシーツ

①トイレサインを読み取る

トイレをしたがるまでは、ハウスの中で自由にして様子を観察します。

〈トイレサイン〉

・床の匂いを嗅ぎながらグルグル回る

・後ろ足の動きがぎこちなくなる

・自分のお尻を気にする

・床を嗅ぎ始める

寝起きや食後、運動の最中にトイレをする犬が多いのも覚えておくとトイレの失敗が少なくなります。

②トイレサインがあればすぐにトイレへ移動させます。

成功したらご褒美を与えましょう。ただし、褒めすぎ注意です。興奮で何に対して褒められたか分からなくなってしまうので、犬の性格にあった褒め方をしてあげましょう。

失敗をした場合は犬を他の場所に移動し、見えない状況で掃除してください。

☆トイレの失敗を怒ってしまうと場所の失敗ではなくトイレをしてしまった事を怒られたと勘違いをしてしまい、飼い主さんの前でなかなかトイレをしなくなってしまいます。


オービディエンストレーニング

●おすわり

①フードやおやつを指先で持ち、「おすわり」と声をかけつつ犬にフードを舐めさせ、座った状態になるように誘導します。

②そしておすわりができたタイミングでおやつをあげます。

なんども繰り返すことによって、犬が座る行為を「おすわり」だと覚えてくれます。

何気なく座った時にも「お座りできたね!」と褒めてあげましょう。

③また、指一本立てるなどジェスチャーをセットにすることで、ジェスチャーでおすわりができるようになります。


●待て

①おやつを持った状態で、愛犬におすわりをさせます。

②褒めたら、すぐに「待て」と言いながらおやつを持った手をかざして1歩下がります。

③初めは、1~2秒で「よし」と言って待てを解除します。

④「よし」という前に立ち上がってしまったら、待たせる時間が長すぎたと言うことなのでおやつを与えずに最初からやり直しましょう。

☆愛犬の様子を見ながら、徐々に時間を伸ばしていくようにします。

1ヶ月で1分を目指すくらいで気長に取り組むといいでしょう。


●おいで

お風呂やブラッシングなど愛犬が嫌がることをするときに「おいで」と呼ばないようにしましょう。お手入れの時間も楽しめるような工夫をすることが大切ですね。

①おやつを用意して、楽しそうに愛犬の名前を呼び来たらおやつを与えます

気づいてくれない場合は、手を叩いたり、おやつがある事を教えてあげたりしましょう。

②名前を呼んだら近づいてきてくれるようになったら、「おいで」と声をかけ来てくれたらおやつを与えます。これを繰り返し、離れているところにいる愛犬に「おいで」と呼びます。

③もし来てくれなかったら確実に向かってきているときに「おいで」と呼ぶ練習に戻りましょう。

④部屋の中でできるようになったら散歩中や公園などでもできるようにしていきましょう。

⑤どこでも確実にできるようになったら、おやつをランダムに与えるようにします。


●ふせ

①おすわりをさせます。

②おやつを見せて、「ふせ」と声をかけおやつで誘導しながら姿勢を低くしていきます。

③「ふせ」の姿勢になったら褒めて、おやつを与えます。

④徐々にふせの時間を伸ばしていきましょう。


噛み癖、吠え癖

噛み癖は、甘噛みと本気噛みの2種類あります。


●甘噛み

①飼い主さんに甘噛みや噛んではいけない物に噛みついた場合は、短く大きな声で「だめ」や「ノー」と叱りましょう。

②人に噛み付いた場合は大きな音を立てると「この行動をすると嫌な音がする」とわかりやめてほしいという行動を取らなくなります。

③飼い主さんの気を引くために、手をよく甘噛見してくる場合は徹底的に無視することも大切です。


●本気噛み

①獣医師に相談しましょう。かまってほしいという欲求以外の問題を抱えている可能性があります。相談して問題なければ本格的にしつけをしましょう。(甘噛みと同じ方法)

②よく噛むものには苦味スプレーを塗布するなど工夫が必要です。


●吠え癖

猟犬は飼い主に危険を知らせるなど犬種によって、吠えるのは当たり前だということを理解しておきましょう。

しかし、生活環境やトラブル防止のために吠え癖を直すことは必要です。

一度覚えてしまった吠えを直すのはとても大変です。家族で協力してルールを決めておくようにしましょう。

①要求しているときや興奮しているときの吠えは無視をする

②ストレスを発散させる。

ストレスで警戒心が増して吠えてしまうことがあるのでお散歩コースを変えたり、おもちゃでたくさん遊んであげたりしましょう。

③家族内で対応が変わらないようにルールを統一しましょう。

要求吠えに対応していたのにいきなり無視をすると、多く吠えたり、別の行動をとる「消去バースト」と呼ぶ行動をとります。

この消去バースト中に反応してしまうとたくさん吠えれば要求に答えてもらえると勘違いしてしまうので、一度しつけを行うと決めたら最後まで行うことが重要です。

☆吠える理由は一つではないので、理由を探り正しく対処しましょう。


お散歩

①リードを短くもつ

愛犬がリードをひっぱり先に行こうとする場合は立ち止まりましょう。

ゆっくり一緒にお散歩できるまでは、急に立ち止まったり、反対方向に急に行ってみたりして、その時に愛犬がアイコンタクトできればたくさん褒めてあげましょう。

②リードを緩める。

③飼い主が先に道を歩くようにしましょう。

④「立って待て」ができるようにする。

☆まずは家の中でリードをつけてお散歩の練習をしてみるのもいいですね♪


クレートトレーニング

①クレートの奥におやつを入れます。

②愛犬が後ろ足まで中に入ったら更におやつを与えます。

③これを繰り返し、スムーズに入るようになれば「ハウス」と声をかけましょう。

④クレートの中で1分間待てるようになれば扉を閉め、おやつを与えます。

⑤おやつを食べ終わったら、外に出してたくさん褒めてあげましょう。

⑥上記を繰り返しできるようになれば、「ハウス」でクレートに入ったらおやつは入れずクレートの扉は閉め隙間からおやつを与えましょう。

☆お散歩後など疲れている時に行うといいでしょう。


まとめ

基本的なしつけを学ぶことによって、愛犬と家族が快適に暮らすために覚えてほしいものです。

お散歩や病院、お出かけ先でトラブルにならないようにしっかりしつけを行いましょう。

愛犬を守るために根気強くゆったりとした気持ちで行い、出来た時は大袈裟に褒めてあげてください♪

ごじゅういち

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